理工系の頭脳をもち、固定観念にとらわれることなく、新たな視点で伝統空手を捉え、独自の身体理論を築き上げた男。それが杉田隆二、その人である。
(DVD『身体理論バイブル』より)
杉田隆二(すぎた りゅうじ)
昭和27年東京都出身。小さい頃は病弱であったが、父の勧めで10歳の頃から講道館柔道に入門。18歳の頃、近所にあった日本空手道玄制流武徳会に入門。卓越した土佐邦彦氏の指導により、才能を開花させ、めきめきと頭角を現していく。26歳のときに第6回全空連全日本(L級)を制覇。野性味溢れる風貌に似合わなず(?)理論肌で理系の視点から、空手を研究。全日本空手道連盟教士6段・国際玄制流空手道連盟 武徳会7段・日本体育協会公認空手道上級コーチ・全国組手審判員。(国際玄制流空手道連盟武徳会公式より引用)

上記の『身体理論バイブル』の記事の内容を一部抜粋させていただきますと・・・
(正中線と体軸の違いについて)
『私が考える正中線とは、下丹田に関係している。・・・常に真っ直ぐで下丹田を通る線のことだ。(略)・・・それに対し、体軸とは、文字どおり体の中心を通る軸である(略)』
『(正中線の)動きが、等速的(同じ速度)だと、相手に気づかれず、側まで行くことができます』
(間合いについて)
『人間は自然と(略)体を傾けると倒れてしまう限界の位置を知っています(略)その架空の壁みたいなものが、一つのバリアであると思います』
身体理論バイブルの名のとおり、正中線、丹田や肩甲骨の使い方、相手との位置関係や身体操方について非常に論理的に記述されています。
大変論理的で、おそらくいかなる種目であっても応用できる汎用性の高い理論ではないでしょうか。
いわゆる伝統派の空手の指導者の方の中には非常に卓越した理論構築力を発揮される方が数多くいらっしゃいますが、型の稽古、研究の成果なのでしょうか。
なお、玄制流空手道は祝嶺正献先生が創立し、全空連でも活躍する選手を数多く輩出する伝統派空手の一派。世界規模で空手の普及を行っている団体です。
ちなみにこの祝嶺正献先生からの流れで「躰道」という武道も誕生しています。
参考
『国際玄制流空手道連盟・武徳会』公式
玄制流空手道教範 (2)
















